道場紹介

無限塾について

代表 ジャック・パイエ

  • 無限塾は、合気道を愛する人たちのコミュニティです。無限塾には、さまざまな国から訪れた、多様な背景を持った人々がいます。合気道とは一つの生き方であり、より幸福になるための方法であることを理解し、その愛をみんなと分かち合いたいと思っている人々のコミュニティなのです。
  • 無限塾はみんながずっと居たいと思う場です。なぜなら身体的にも精神的にも大きく向上することができるからです。数か月の稽古の後、自分の身体的変化と共に内面の変化を感じることができます。合気道が身体的な努力だけではなく、世界と、他者と、そして、より良い自分とつながるための素晴らしい方法であることを感じることができるからです。
  • 私は合気道養神館の創始者である塩田剛三先生を知り、塩田先生の下で内弟子として8年間、直接学び、稽古できたことをとても幸運だと思っています。長年にわたる世界のさまざまな国と文化の中での稽古と指導を通して、塩田剛三先生の下で培われた知識と経験がどれほど貴重で掛け替えのないものであるかを悟りました。
  • 私は、これらの惜しみなく自分に与えられたものを今度は人々に返さなければならないという強い気持ちに駆り立てられました。修行の場を、そして、東洋と西洋が融合して世界が一つに和することができる場を、さらに、違いを作り出せるユニークな環境を再び作りたいと強く思ったのです。
  • それは、心の通じ合い、感覚、直感力による伝統的な修行方法と合理的に体系化された近代教育の組み合わせを意味します。無限塾は、自己の限界を越える場であり、自分が持つ無限の可能性を自覚する場なのです。無限塾は、2009年4月に日本の心とも言える京都で開かれました。以来、世界中から人々を迎えています。

合気道とは

  • 合気道は1920年代に植芝盛平(1883-1969)によって創始された現代武道です。日本の武道として世界的に愛好者が多く、特に勝敗を競う試合形式を持たないこと、相手との調和を重んじるという特性から「和の武道」、“Art of Peace(平和の技)” または “Moving Zen(動く禅)”とも呼ばれています。
  • 合気道は技の習得のみならず、その修行を通じて精神的な成長を目指します。植芝盛平はその著書「武産合気」の中で「合気道とは敵を倒す道ではなく、世界を平和に導く道である」と述べています。 合気道には、向かってくる相手の力を利用し、バランスを崩すという護身の面もありますが、どのような状況においても自分のバランスを失わず、相手と向き合い、調和していくかという大きな目標があります。稽古を積み重ね、からだを通して学び、その力を養うのです。
  • 合気道の技は、自然な力の流れに沿うように組み立てられているため、人間にとっての自然の理というものを学ぶことができます。 稽古は「仕手」(技を行う者)と「受け」(技を受ける者)に分かれ、「型」(基本となる技の動き)を通して行われます。稽古で大切なことは、自分を理解することであり、向かってくる力に対し、押し返す、引っ張り返すなどの無理をしないということです。
  • 相手が押してきた場合は、その力を利用して受け流し、また引かれた場合には、反対に引き返そうとはせずに、その相手の力に沿って技をかけます。相手の力や気の流れを敏感に察知しそれに合わせる必要があるため、そこには力の競い合いはありません。
  • 合気道は、腕力を必要とせず、自己修練を目的とするため、老若男女を問わず稽古ができ、幅広い層の人たちに親しまれています。

養神館

  • 合気道養神館は、戦前より植芝盛平翁の下で修業を積み高弟の一人となった塩田剛三(1915-1994)が独立し、東京の新宿筑土八幡の地に1955年に創設した道場であり、合気道の流派の一つです。
  • 塩田先生は、身長154センチ、50キロという小柄な体格ながら「不世出の達人」と称された武道家です。現在は、新宿高田馬場に本部道場を置き、個人のみならず、官公庁、警察関係、教育機関、会社などの団体も多く入門しています。塩田先生亡き後も、多くの国内外の弟子によってその遺志と技法が受け継がれています。